みけわんこ(別館)のブログ

アコースティックギターや手話に関してだらだらと語るブログです

リズム音痴ですが、なにか?

音には、音程と音価があります。音程は、音の高さです。例えば、「ドレミファソラシド」は、ドから始まって、段々音が高くなって行きます。一方で、音価は音の長さです。音を鳴らして、音が鳴りやむまでの長さを示します。

 

私は音楽が苦手で嫌いだったので、記憶が曖昧なのですが、音楽というと音程の方が重視されがちな様な気がします。ピアノを弾くときなどは、どこが「ド」の鍵盤かとか、意識はしますが、長さに関しては、あまり気にしたりしません。

 

楽譜をみても、「ドレミファソラシド」はなんとなく分かっても、長さに関しては、どう読み取るのか曖昧で分かりませんでした。意外と、そういう人って多いかと思います。一度、例題の曲を聴いて、なんとなくこんな感じとかで弾いてしまう人が多いのは事実かなと思います。私もその一人で、だから、聞いたことのない曲を楽譜だけを見て、弾くのはとても難しいです。

 

子供の頃から、音の長さを意識していない結果、リズムをとるのがとても苦手です。ギターもしかりで、どうしても最初からコードばかり覚えようとして、リズムに関してはおろそかにしまいがちです。リズムって、体感的に体に染みついていないととれないもので、とても重要な要素です。

 

リズムをとる上で、簡単なのが手拍子です。

f:id:mikewanko2:20200810111259j:plain

最初に手を叩いてから、次に手を叩くまでの時間の長さ、これを音価と考えます。この間隔が一定に繰り返されるのが、リズムです。でも、私的には、音価は、音の長さなので、音がなってから、止まるまでの長さ。手拍子だと、音は長く続かないので、手を叩いてから、次に手を叩くまでが休符の様に思えてしまう。もちろん、休符もリズムを取る上で大切な事ですが、手を叩いてから、次に手を叩くまでも意識を切らさず、時間を感じる事が必要だと思っています。

 

音を点でとらえるのではなく、続いているものとしてとらえる。いろいろ教えてもらって、たどりついたのが、手首を回す方法です。円を描く手が下から上に回るときに、「1」「2」「3」「4」と数えます。こうすると、「1」と「2」の間も、手が動いている事になるので、間を感じる事が出来ます。

 

オンラインメトロノーム | Musicca

 

正確なカウントを取る為に使用されるのが、メトロノームです。指定されたテンポで、音がカチ、カチとなるので、それに合わせて、手を叩くか、手首を回して間隔を体に覚えさせます。

 BPMは、60に合わせます。このBPMは、1分間にどれだけ拍を数えるかを数値化する単位です。60というのは、1分間に60回、カチという音がなります。つまり、時計の秒針と同じ速度です。

 

f:id:mikewanko2:20200810123950j:plain

 

4 拍に設定しますが、拍もリズムを感じる上で大切な要素です。「ピッ!」という音が4回なって、また、1に戻ります。4つ一組みです。音の長さを感じると共に、回数も感じる必要があります。

 

この「ピッ!」と「ピッ!」の間隔を体に感じてください。私もそうですが、リズム練習というと、「ピッ!」という音に、手拍子を合わせるとか、そっちに意識が行きがちです。大切なのは、「間」の方で、合わせるのが大切ではありません。この「間」を感じる事で、自然と「ピッ!」という音が叩く音にあってくるのです。手首を回す方法は、手首を回す速度が「ピッ!」と「ピッ!」の間に比例するので、間隔がつかみやすいのです。

 

でもですね。最初の頃は、ふぅーんで終わると思います。単調だし飽きるし、続けたところで、成果が見えにくいので、きっと、これが何になるの??楽しくねー。と感じるはずです。なぜなら、私がそう感じていたから。理屈がわかっても、ピンとくるものがないので、身についてるのか、自分のやっている事が練習になっているのかも分からない状態に陥ります。裏をとるとか、まさにその極み。裏がとれないからリズムが崩れるんだよ。散々言われましたが、本当にさっぱりだった。

 

あるとき、聞こえない音が、聞こえてくるようになります。聞こえるというか、感じる?それが裏の音かというのが、最近分かってきました。まだまだ、リズム音痴は直ってないんですが、少し成長したかなとは思う。

 

まずは、「ピッ!」と「ピッ!」の間を感じるようにする。最初の1拍「1」を意識する。この2点。ギターで練習するのも良いですが、お勧めは体を使う事。楽器を使うと楽器を使う事に意識がいってしまうので、体を使って、体の動きとリンクさせる方が身につきやすいです。

 

たまにやるのが、ハトのように首を前後させる方法。

 

f:id:mikewanko2:20200810111259j:plain

 

「ピッ」で前に動かし、「と」で後ろに引く、この動作でリズムをとると、裏も意識しやすくなる。この動作に合わせて手首を回す方法も使う。「ピッ」が表で、「と」が裏なんですが、裏はまた次のステップなので、ここではあまり考えないで、まずは、表を感じるようにします。

 

理屈ではないので、本当、難しいです。(汗