みけわんこ(別館)のブログ

アコースティックギターや手話に関してだらだらと語るブログです

いまさら聞けないチューニングの話

ギターの弦の響きを正しい音に合わせる事をチューニングといいます。チューニングをしないと、どんなに正しくコードを押さえても、正しく弦をストロークしても、良い響きにはなりません。

 

割とめんどくさがって、チューニングをしない事も多いのですが、出来るだけ演奏の前には、チューニングはした方が良いです。誰も聞いてないし、練習だからと思う方もおられるかもしれませんが、練習であってもチューニングは、必須です。

 

毎日練習していると、弾いている音が自然と耳に入って来ます。覚えようとしなくとも、その音色を自然と覚えています。チューニングがしっかり出来ていると、その音を覚えてくるので、チューニングがあっていないときに、あれ?って違和感を覚えるようになります。聞く能力を鍛える為にも、常に正しい音を聞くように心がけた方が良いでしょう。

 

ギターの弦のそれぞれの音を合わせるには、チューナーというものを使用します。安いものから、高いものまでいろいろあります。

 

 

少しかわったくまのチューナーと少し高価なチューナー。お値段が高いものは、感度がよかったりしますが、余り気にせず、使いやすいものを選ぶと良いかと思います。スマートフォンなどにも、チューナーアプリがありますが、マイク性能に左右されるので、出来れば専用のクリップチューナーを持っておいた方がよいです。

 

チューナーの電源を入れて、チューナーの種類によっては、ギターやウクレレなど複数の楽器のチューニングができるものもあるので、必ず、ギターのチューニングモードに設定しておきます。

 

ギターのヘッドの部分に挟んで、弦をはじくと画面にその弦の音が表示されます。

どの弦から調整しても良いのですが、基本的には、5弦からになります。昔は、5弦を軸にそれぞれの弦を合わせていったので、それの名残りです。

 

殆どのチューナーは、アルファベットで、いま鳴っている弦がどの音なのかが表示されます。したがって、合わせようとしている弦をどのアルファベットに合わせるかを覚えなくってはいけません。

ギターのそれぞれの弦をピアノの音階と比較すると上記の図のようになります。6弦は、E(ミ)、5弦は、A(ラ)、4弦は、D(レ)、3弦は、G(ソ)、2弦は、B(シ)、1弦は、E(ミ)となります。

5弦を何も押さえず(開放)、弾くと「A」と表示されます。上記画像は、チューニングがあっている状態です。青い「|」縦線が中央にいているのが正しい状態です。このチューナーの場合は、矢印「▶◀」でもあっていることが表示されます。

こちらは、あっていないとき。青い「|」縦線が左側に偏っています。矢印も「▶」と表示され、青い「|」縦線が中央にくるようにと方向を指しています。この場合は、弦を少しずつ巻いて、張ります。そうすると、徐々に中央に青い「|」縦線が寄っていきます。少しずつ、青い「|」縦線を見ながら、巻いていきます。

今度は逆に巻きすぎ(締めすぎ)た場合、です。青い「|」縦線が右に偏っています。この場合は、弦を緩めないと行けません。このとき、緩めながら合わせるのではなく、一度、緩い状態(青い「|」縦線が左に偏っている状態)まで、緩めてしまってから合わせて行きます。

チューニングは、弦を引っ張っていく方向で、合わせた方が、演奏中にズレにくくなります。

 

チューニング中によくやるのが、チューナーの表示に夢中になり、巻き玄を間違えること。5弦を合わせていたのに、4弦を一生懸命巻いて、合わないなーなんてことあります。これが1弦だと細いので、巻きすぎて切れたりしますので、チューニングの際はいまどの弦を合わせているのか、どのペグを回せばよいのか注意が必要です。

 

もうひとつが、5弦を合わせているのに・・・・

G#の状態。これは、巻くの?緩めるの?となります。音階は、「C、C#、D、E♭、E、F、F#、G、G#、A、B♭、B」になります。(締めると右(→)にいく、緩めると左(←)にいく)

 

「G#」と表示されているので、「A」にするには、締める方向に巻く必要があります。もし、「B♭」と表示されていれば、逆に緩めます。

 

同様に、6弦(E)4弦(D)、3弦(G)、2弦(B)、1弦(E)を合わせていきます。

 

全弦合わせたら、最後にもう一度、各弦を確認すれば完了です。

 

慣れないと大変ですが、一度、慣れてしまえば、そんなに時間が掛からず、簡単になります。