アコースティックギターの音階
アコースティックギターを初めて、1年くらいになりますが、いっこうに上手くならず。そこで、少し、今まで習った事や経験などをまとめ、ブログにだらだらとつづろうと思います。
いきなり、難しい内容になるのですが、ちょっと、前々から気になっていた事を調べて見ました。それは、何かというと、アコースティックギターの音とピアノの音の違いです。
昔、何かの本で読んで、ずっと、気になっていました。昔は今のように手軽に手に入るチューナ(ギターの音を調整する機械)がなかったので、音叉やピアノを使用して、チューニングする方法が記載されていました。
まず、音とは何かというと、振動です。空気に伝わる振動を耳の鼓膜で、受けてそれが音として認識されます。この振動で、音が高くなったり低くなったりします。そういえば、音楽な苦手だった子供の頃は、音の高い低いが分かりませんでした。音の違いは分かりますが、どちらが高いのか低いのか分からなかったと言う意味です。
太鼓のようなお腹にズシンとくる音が低い音です。振動は緩やかです。逆に黒板を引っ掻くようなキィィという音が高い音です。振動は激しいです。
振動は波と考え、この波の大きさを表した単位が、周波数(Hz)です。一秒間に何回(周期)の振動があるかを数値で示します。
音のなっているスピーカを手で触れると、振動を感じます。スピーカは凹凸を繰り返していますね。それが図のy軸です。x軸がそれがどれくらい繰り返すかを示しています。
一秒間に繰り返しが多い程、音は高く聞こえます。で、音は「ラ」の音を基準に考えるらしいです。小学生の時に習った音階「ドレミファソラシド」の「ラ」です。
この「ラ」が440Hzというのが国際基準だそうです。ただ、これはあくまで、基準であって、実際ピアノは、442Hzに調律されている事が多いという事です。
アコースティックギターの5弦(2番目に太い弦)開放(弦を押さえない事)は、「ラ」の音です。これを基準にして、チューニングします。ギターの場合は、440Hzという事で、この時点で、ピアノと音の差があります。
440Hzと442Hz。聞き分けは、音楽を長年していないと難しいレベルです。
さて。もう一つ。音階は、「ドレミファソラシドレミファソラシドレミファソラシド」と繰り替えされます。ピアノを見るとそうですよね。今は、黒鍵盤は、考えない。
で、アコースティックギターの5弦は、どこの「ラ」というのが気になっていた事です。ピアノの鍵盤は、下記のようになっています。
この図の4の位置の「ラ」の音が、基準音440Hzです。442Hzに調律されている場合は、442Hzです。一方で、アコースティックギターの5弦は、同じ「ラ」ですが、ここではなく、2オクターブ低くなった2の位置の「ラ」です。
オクターブ毎に倍の周波数になるので、1オクターブ低くなると、440Hzの半分、220Hzで、さらに1オクターブ低くなると、220Hzの半分、110Hzで、アコースティックギターの5弦は、110Hzという事です。
でも、今は、専用のチューナーがあるので、音叉やピアノで、チューニングする人が少ないでしょう。
アコースティックギターのそれぞれの弦の周波数は、下記です。
1弦開放(E):330Hz 2弦開放(B):247Hz 3弦開放(G):196Hz 4弦開放(D):147Hz 5弦開放(A):110Hz 6弦開放(E): 82Hz
6弦が一番太く、1弦が一番細い弦です。番号が小さくなるにつれて、弦が細くなります。見慣れないアルファベットは、音階を示しています。
馴染みのある「ドレミファソラシド」ではなく、「CDEFGABC」で表記されます。ギターでは、「ドレミファソラシド」表記は使われませんので、「CDEFGABC」で覚える必要があります。
ド = C レ = D ミ = E ファ= F ソ = G ラ = A シ = B ド = C
です。Cから始まって、GでAに戻る。なんともややこしいです。ちなみに、開放弦の音の覚え方は、「家で自ビール」です。「E(い)え(A)で(D)、じ(G)、び(B)-い(E)る」この覚え方気に入ってます。
これから、不定期にだらだらと気になった事を書き綴ります。