みけわんこ(別館)のブログ

アコースティックギターや手話に関してだらだらと語るブログです

昔のチューニング

前回、チューナーを使ったチューニングを行いましたが、昔は、チューナーが手軽に買えるものではなかったので、自分の耳を頼りにチューニングしていました。

 

自分の耳だけが頼りなので、あっているのかいないのか、さっぱりで、良く巻きすぎて、弦を切っていました。そのうち、怖くなって、チューニングすら出来ない状況でした。

 

でも、指板の音の位置を覚えるには、最適だと思います。このチューニングを繰り返すと耳も良くなりますし。そこで、参考までに昔はこうしてたよというのを書きたいと思います。

 

昔、チューニングで使用していたのが、音叉というもの。

 

Uの字になっている部分を叩くと、音がなります。これが「A」の音、「ラ」(440Hz)です。Uに繋がっている下の丸い部分をギターのボディに押し付けると音が響いて大きくなります。また、歯で加えたりもしました。

 

ちょうど、この音がギターの5弦を何も押さえず、鳴らした音と同じです。この音とギターの5弦の弾く音を合わせます。

 

良く音を比べて、同じ音になるように、ペグを回して、締めたり、緩めたり。最初の頃は、同じ音なのか比べても良く分かりませんでした。

 

5弦の音が音叉にあったら、次は、5弦の5フレットを押さえて、4弦の開放弦と音を合わせます。

ギターの音の配置は、上記図のようになっています。5フレットを押さえると、その下の弦の開放弦と同じ音なので、順番に合せていけば、6弦全てを合せる事が出来ます。

 

ただし、3弦だけがちょっとズレてて、3弦の4フレットと2弦の開放弦が同じ音になります。

 

このズレがくせものなんですよね。ギターを続けていくと、いずれ指板の音の配置って、覚える必要が出てくるのですが、このズレのおかげで苦労します。

 

 

こんどは、逆に7フレット目。これが、上の弦と音が同じになります。これも覚えておくと良いです。

 

音と音を聴き比べて、同じ音かどうか?本当に分かりませんでした。いまは、チューナーがあるので、本当に楽です。でも、その分、自分の耳で聞いて、聞き分ける努力をすることが減りました。

 

たまには、こうして、自分の耳で聞き分けて、チューニングして、最後にチューナーで答え合わせするのも良い練習になります。

 

いまさら聞けないチューニングの話

ギターの弦の響きを正しい音に合わせる事をチューニングといいます。チューニングをしないと、どんなに正しくコードを押さえても、正しく弦をストロークしても、良い響きにはなりません。

 

割とめんどくさがって、チューニングをしない事も多いのですが、出来るだけ演奏の前には、チューニングはした方が良いです。誰も聞いてないし、練習だからと思う方もおられるかもしれませんが、練習であってもチューニングは、必須です。

 

毎日練習していると、弾いている音が自然と耳に入って来ます。覚えようとしなくとも、その音色を自然と覚えています。チューニングがしっかり出来ていると、その音を覚えてくるので、チューニングがあっていないときに、あれ?って違和感を覚えるようになります。聞く能力を鍛える為にも、常に正しい音を聞くように心がけた方が良いでしょう。

 

ギターの弦のそれぞれの音を合わせるには、チューナーというものを使用します。安いものから、高いものまでいろいろあります。

 

 

少しかわったくまのチューナーと少し高価なチューナー。お値段が高いものは、感度がよかったりしますが、余り気にせず、使いやすいものを選ぶと良いかと思います。スマートフォンなどにも、チューナーアプリがありますが、マイク性能に左右されるので、出来れば専用のクリップチューナーを持っておいた方がよいです。

 

チューナーの電源を入れて、チューナーの種類によっては、ギターやウクレレなど複数の楽器のチューニングができるものもあるので、必ず、ギターのチューニングモードに設定しておきます。

 

ギターのヘッドの部分に挟んで、弦をはじくと画面にその弦の音が表示されます。

どの弦から調整しても良いのですが、基本的には、5弦からになります。昔は、5弦を軸にそれぞれの弦を合わせていったので、それの名残りです。

 

殆どのチューナーは、アルファベットで、いま鳴っている弦がどの音なのかが表示されます。したがって、合わせようとしている弦をどのアルファベットに合わせるかを覚えなくってはいけません。

ギターのそれぞれの弦をピアノの音階と比較すると上記の図のようになります。6弦は、E(ミ)、5弦は、A(ラ)、4弦は、D(レ)、3弦は、G(ソ)、2弦は、B(シ)、1弦は、E(ミ)となります。

5弦を何も押さえず(開放)、弾くと「A」と表示されます。上記画像は、チューニングがあっている状態です。青い「|」縦線が中央にいているのが正しい状態です。このチューナーの場合は、矢印「▶◀」でもあっていることが表示されます。

こちらは、あっていないとき。青い「|」縦線が左側に偏っています。矢印も「▶」と表示され、青い「|」縦線が中央にくるようにと方向を指しています。この場合は、弦を少しずつ巻いて、張ります。そうすると、徐々に中央に青い「|」縦線が寄っていきます。少しずつ、青い「|」縦線を見ながら、巻いていきます。

今度は逆に巻きすぎ(締めすぎ)た場合、です。青い「|」縦線が右に偏っています。この場合は、弦を緩めないと行けません。このとき、緩めながら合わせるのではなく、一度、緩い状態(青い「|」縦線が左に偏っている状態)まで、緩めてしまってから合わせて行きます。

チューニングは、弦を引っ張っていく方向で、合わせた方が、演奏中にズレにくくなります。

 

チューニング中によくやるのが、チューナーの表示に夢中になり、巻き玄を間違えること。5弦を合わせていたのに、4弦を一生懸命巻いて、合わないなーなんてことあります。これが1弦だと細いので、巻きすぎて切れたりしますので、チューニングの際はいまどの弦を合わせているのか、どのペグを回せばよいのか注意が必要です。

 

もうひとつが、5弦を合わせているのに・・・・

G#の状態。これは、巻くの?緩めるの?となります。音階は、「C、C#、D、E♭、E、F、F#、G、G#、A、B♭、B」になります。(締めると右(→)にいく、緩めると左(←)にいく)

 

「G#」と表示されているので、「A」にするには、締める方向に巻く必要があります。もし、「B♭」と表示されていれば、逆に緩めます。

 

同様に、6弦(E)4弦(D)、3弦(G)、2弦(B)、1弦(E)を合わせていきます。

 

全弦合わせたら、最後にもう一度、各弦を確認すれば完了です。

 

慣れないと大変ですが、一度、慣れてしまえば、そんなに時間が掛からず、簡単になります。

リズムを口ずさむ

前回のストロークからの続きです。

 

ストロークパターンを練習しているときに、良く言われるのが、口でパターンが言えないと、ギターでやっても、うまく出来ないという事です。

 

例えば、前回のこのストロークパターン

 

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間に空振りが入って、感覚的に弾きにくいです。まずは、このリズムがどんなリズムなのかを口ずさんで、イメージをつかむと、ギターでも弾きやすくなります。

 

ダウンを、「ジャ(ン)」、ダウンアップを「ジャカ」、アップを「カ」という感じで、口で言ってみます。

 

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「ジャンジャカウカジャカ」です。空振りをきちんと合せるのが重要ですので、「ン」と「ウ」の部分は、しっかり意識します。

 

これをスムーズに口で言えるようになると、ギターのストロークもスムーズに出来るようになります。

 

ギターを弾きながら、歌うというのは、簡単そうで、実はとても難しい事です。ギターのストロークと口に出しながら練習することもしておくと、あとあと、楽になりますので、口で言えるようになる→ギターでストローク出来るようになる→口とストロークを同時におこなえるようになる。という順番で練習すると良いと思います。

 

 

良くあるリズムパターンを覚える

前回のストロークからの続きです。

 

空振りする、しないの組み合わせで、さまざまなリズムパターンを奏でる事が出来ます。良く、あるリズムパターンは、下記のようなパターン。

 

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このパターンは、よく入門の本にのっています。さまざまな曲にあうスタンダードです。

 

120BPMくらいが良いと思いますが、人それぞれ、やりやすいテンポから初めて、じょじょに早くして行きます。まず、BPMをいろいろかえて、自分が何とか出来るテンポを見つけます。遅すぎても早すぎてもダメ。人それぞれに、あうテンポというのがありますので、それを探します。

 

このストロークのコツは、空振りのときになる「ピッ」という音を感じる事。特に、3の時のダウンの空振り。このときに、「ピッ」という音が聞こえるようになってきたら、出来てきている証拠。

 

そして、大切なのが、空振りのあとの、「と・4・と」という拍。空振りの前後は、どうしてもリズムが崩れやすいです。私も良く注意されますが、空振りをしたあとの合せは丁寧に行います。

 

メトロノームの音は、ギターの音ときっちり合うと、ギターの音にかき消されて、聞こえにくくなります。一方で、空振りした方は、メトロノームの音が良く聞こえます。

 

このストロークを一曲弾くのと同じくらい、3分程度続けられると完璧です。右手でストロークしながら、左手でコードを押さえて、歌を歌う。いろいろな事を同時に行う必要があるので、基本的には、他の事をしながら、このストロークが維持できるのが理想です。例えば、テレビを見ながらなど、他に意識がいっても、ストロークが止まらないかつ、リズムが崩れない。これを目指します。

 

結構大変な事ですが、毎日、少しずつ繰り返していると、体が覚えてくれます。ただし、ただ、ダラダラやるのではなく、集中して、5分間でもする方が良いです。

 

私もダラダラ30分練習するなら、集中して5分間練習した方が良いと言われます。いままでが、ダラダラ練習で、一向に上達しないので、この言葉は身にしみています。 

空振りをしてリズムパターンを変える

前回のストロークからの続きです。

 

120BPMくらいで、ピッという音にあわせて、ダウンアップを繰り返します。注意点はアップが早くならないように、ダウンとアップを均等にします。

 

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さて、この図ですが、カウントは、「1234」となっていて、間に「とととと」が入っています。4拍子で、間にある「と」は裏になります。例えば、手拍子をするときに、「1234」と手を叩きますが、この「1234」は、手を合わせてバッシと音がなる部分。これを表とすると、手を合わせる為に、手を開き切ったとき、これが裏になります。つまり、手を合わせる、手を開くが同じように均等の長さ(時間)にならないと、リズムが狂います。

 

殆どの場合、手を合わせるバッシという音と、メトロノームのピッという音を合わせようと意識すると思いますが、手を開くタイミングも合わせないと、リズムはどんどんズレていきます。

 

ギターも同じで、裏にあたるアップの動作が一定でないと、自然とリズムがズレていきます。表、裏を意識して、均等になるようにする必要があります。

 

余談ですが、人間は、長く待つという感覚が鈍く出来ています。例えば、ストップウォッチを見ないで、10秒ジャストで止めるゲームありますが、何も考えず10秒たったのを感じるのは難しい事です。しかし、これが5秒だったらどうでしょう?さらに、2秒後に止めるならどうでしょう?10秒よりは、はるかにジャストで止めやすくなると思います。短い時間の方が、狂いは少ないのです。

 

10秒後といわれると、殆どの人が頭の中で、1、2,3・・・とカウントをとると思います。つまり、10秒後を感じるのに、1秒ごとに細かくわけることで、ズレを少なくしようとします。リズムもこれと同じで、感覚を短くとることで、リズムのズレを小さくします。4拍子でも間の裏を意識することにより、表のみを合わせるより、リズムのズレが少なくなります。

 

BPMは、1分間の拍数ですので、60BPMは、1分間に60回ピッとなります。という事は、ピッとピッの感覚は、1秒になります。で、ピッとピッ間に裏があるので、この裏のとき、ピッと鳴らしたい場合は、0.5秒毎にピッとピッ鳴らすわけですから、60の倍、120BPMにすると、表と裏のときにピッと鳴らすことが出来ます。

 

裏のときは、音をならさない事が多いですが、裏を感じるために、あえてピッと鳴らして、これにアップストロークを合わせます。これが出来るようになったら、60BPMにて、裏のピッという音を出さずに、表のみで、練習します。

 

これが出来るようになったら、次に空振りという難関に挑みます。空振りとは何かというと、腕はアップ、ダウンをするのですが、弦には当てず、音を出しません。手はアップ、ダウンの動作、これは、メトロノームに合わせて繰り返しますが、ギターの弦には当てないので、ギターから音は出ない状態です。

 

これをアップのときだけ、空振りします。すると、「1234」の表のときだけ、音が出ます。これで、4拍子が完成です。音は出さなくっても、腕はアップしたとき、裏を感じれるので、リズムのズレがなくなります。人間って、音の出てないものに、あわせるのって苦手です。ですので、まずは音を出して、それに合わせて、感覚を掴んだら、今度は出さずにあわせるという行為を行います。

 

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手の振りがメトロノームとのズレがなければ、いつギターの弦に当てて音をだしても、メトロノーム をズレる事はありません。

 

この空振りになれる為に、空振りをする位置を変えて練習します。例えば、今度は、ダウンのときのみ、空振りをして、アップのときのみ弦に当てて音を出します。すると、裏のときのみ、ギターの音がなります。60BPMにあわせると、メトロノームのピッとピッ間にアップストロークのギターの音がなります。

 

最終的に、どこを空振りしても、手の振りが、メトロノームとズレなければ、リズムがズレる事はない事になります。

 

空振りする、しないの動作は中々難しいです。私も空振りすると、メトロノームとズレる事があります。弦に当てる感覚と当てない感覚が違うので、手が微妙に止まってしまいます。でも、繰り返し練習することで、慣れてきますので、繰り返し練習することが大切です。

 

リズムに合せる

右手のお話です。アコースティックギターを弾く時にストロークと呼ばれる奏法があります。よくギターを弾いている人を見ると、右手を上下させてますね。弦を上から下、下から上とジャカジャカと....簡単そうに見えますが、あれ、難しいです。

 

6弦、ギターを抱えて、一番上の太い弦から、一番したの細い弦、1弦まで、を右手に持ったピックを使って弾きます。ぽろろ~んと。これをダウンストロークと呼びます。

 

次に、1弦から6弦に向かって弾きます。ダウンの逆に下から上です。これをアップストロークと呼びます。ダウンは簡単でもアップは難しいという方、多いと思います。私も同じです。なんか、引っかかる感じします。

 

引き下げるという動作より、引き上げるという動作のが難しいです。それぞれの弦を均等に、なでるようにします。ダウンもアップも6弦から1弦、1弦から6弦という違いはありますが、全部の弦がなるという意味では、同じような音が奇麗にならないとダメです。

 

この簡単そうな作業。ギターの先生がするのと、私がするのとは、全然、鳴る音が違います。とくにアップは、音のばらつき、スピードがばらばらです。

 

ダウンアップが均等に、同じような速さで行わないと、リズムが狂います。良く怒られるのが、アップが早くなって、シャッフルのような感じになってしまうこと。

 

シャッフルとは、跳ねるようなリズムです。有名な曲に「あめふり」があります。「あめあめふれふれ」ってやつです。ダウンより、アップが早いとスキップのようなリズムになります。

 

ダウンとアップが同じ強さ、長さで弾く事をイーブンと呼びます。同じような力加減、速さで上下を繰り返すには、リラックスして、力を抜いて、全部の弦をなでるようにします。これが、簡単なようで、難しい。

 

弾き方というのいろいろあって、肘を支点にして、上下する方法や、手首を回すようにする方法など。エレキギターのような素早いカッテングをするときは、肘ではなく手首を回す感じで弾く事が多いようです。

 

最初は、ゆっくり、肘を支点に力を抜いて弾く方法がよいと思います。ピックの持ち方、ピックと弦の位置、角度など、意外と細かくみるといろいろあります。

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特に大事なのが、ピックと弦が、全弦、均等にきっちり当たるように弾きます。もちろん、今後、あえて6弦は弾かないとか、そういう手法も出てきますが、まずは、基本がきちんと出来てからです。6弦から1弦まで、全弦が均等になるように、ダウン、アップを練習する必要があります。

 

メトロノームを使用して、ピッとなるごとに、ダウン、アップを繰り返します。

  

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最初は、120BPMくらい。段々早くして、自分がちょっと、ついて行けなくなるくらいで調整して、練習します。私は、240BPMくらい。

 

全部の弦を左手で軽くおさえて、音が出ないようにします。最初は、右手だけに集中して練習します。

 

まず、これが基本。本当につまらない練習だけど、これをクリアしないとギターは奇麗な音をだしてくれません。

 

リズム音痴ですが、なにか?

音には、音程と音価があります。音程は、音の高さです。例えば、「ドレミファソラシド」は、ドから始まって、段々音が高くなって行きます。一方で、音価は音の長さです。音を鳴らして、音が鳴りやむまでの長さを示します。

 

私は音楽が苦手で嫌いだったので、記憶が曖昧なのですが、音楽というと音程の方が重視されがちな様な気がします。ピアノを弾くときなどは、どこが「ド」の鍵盤かとか、意識はしますが、長さに関しては、あまり気にしたりしません。

 

楽譜をみても、「ドレミファソラシド」はなんとなく分かっても、長さに関しては、どう読み取るのか曖昧で分かりませんでした。意外と、そういう人って多いかと思います。一度、例題の曲を聴いて、なんとなくこんな感じとかで弾いてしまう人が多いのは事実かなと思います。私もその一人で、だから、聞いたことのない曲を楽譜だけを見て、弾くのはとても難しいです。

 

子供の頃から、音の長さを意識していない結果、リズムをとるのがとても苦手です。ギターもしかりで、どうしても最初からコードばかり覚えようとして、リズムに関してはおろそかにしまいがちです。リズムって、体感的に体に染みついていないととれないもので、とても重要な要素です。

 

リズムをとる上で、簡単なのが手拍子です。

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最初に手を叩いてから、次に手を叩くまでの時間の長さ、これを音価と考えます。この間隔が一定に繰り返されるのが、リズムです。でも、私的には、音価は、音の長さなので、音がなってから、止まるまでの長さ。手拍子だと、音は長く続かないので、手を叩いてから、次に手を叩くまでが休符の様に思えてしまう。もちろん、休符もリズムを取る上で大切な事ですが、手を叩いてから、次に手を叩くまでも意識を切らさず、時間を感じる事が必要だと思っています。

 

音を点でとらえるのではなく、続いているものとしてとらえる。いろいろ教えてもらって、たどりついたのが、手首を回す方法です。円を描く手が下から上に回るときに、「1」「2」「3」「4」と数えます。こうすると、「1」と「2」の間も、手が動いている事になるので、間を感じる事が出来ます。

 

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正確なカウントを取る為に使用されるのが、メトロノームです。指定されたテンポで、音がカチ、カチとなるので、それに合わせて、手を叩くか、手首を回して間隔を体に覚えさせます。

 BPMは、60に合わせます。このBPMは、1分間にどれだけ拍を数えるかを数値化する単位です。60というのは、1分間に60回、カチという音がなります。つまり、時計の秒針と同じ速度です。

 

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4 拍に設定しますが、拍もリズムを感じる上で大切な要素です。「ピッ!」という音が4回なって、また、1に戻ります。4つ一組みです。音の長さを感じると共に、回数も感じる必要があります。

 

この「ピッ!」と「ピッ!」の間隔を体に感じてください。私もそうですが、リズム練習というと、「ピッ!」という音に、手拍子を合わせるとか、そっちに意識が行きがちです。大切なのは、「間」の方で、合わせるのが大切ではありません。この「間」を感じる事で、自然と「ピッ!」という音が叩く音にあってくるのです。手首を回す方法は、手首を回す速度が「ピッ!」と「ピッ!」の間に比例するので、間隔がつかみやすいのです。

 

でもですね。最初の頃は、ふぅーんで終わると思います。単調だし飽きるし、続けたところで、成果が見えにくいので、きっと、これが何になるの??楽しくねー。と感じるはずです。なぜなら、私がそう感じていたから。理屈がわかっても、ピンとくるものがないので、身についてるのか、自分のやっている事が練習になっているのかも分からない状態に陥ります。裏をとるとか、まさにその極み。裏がとれないからリズムが崩れるんだよ。散々言われましたが、本当にさっぱりだった。

 

あるとき、聞こえない音が、聞こえてくるようになります。聞こえるというか、感じる?それが裏の音かというのが、最近分かってきました。まだまだ、リズム音痴は直ってないんですが、少し成長したかなとは思う。

 

まずは、「ピッ!」と「ピッ!」の間を感じるようにする。最初の1拍「1」を意識する。この2点。ギターで練習するのも良いですが、お勧めは体を使う事。楽器を使うと楽器を使う事に意識がいってしまうので、体を使って、体の動きとリンクさせる方が身につきやすいです。

 

たまにやるのが、ハトのように首を前後させる方法。

 

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「ピッ」で前に動かし、「と」で後ろに引く、この動作でリズムをとると、裏も意識しやすくなる。この動作に合わせて手首を回す方法も使う。「ピッ」が表で、「と」が裏なんですが、裏はまた次のステップなので、ここではあまり考えないで、まずは、表を感じるようにします。

 

理屈ではないので、本当、難しいです。(汗